シニア起業の受け皿がない!

:竹村さん。「シニア起業の注意点を教えてください」の続きをお願いします。

竹村:前回でも説明しましたが、これからの世の中はシニア起業が増えてくると思います。60歳で定年退職を迎えるのではなく、より長く働くことになるはずです。なので、フランチャイズ業界はシニア向けの受け皿を用意しなければいけません。ただ、意外と60歳からできるようなフランチャイズは見当たりません。

学習塾が人気!

:現在はどういったフランチャイズが人気なのでしょうか?

竹村:学習塾が人気です。フランチャイズに加盟して学習塾を始めたい方が多く、「アントレ」でも成功例などを掲載しています。このことについて、林さんはどう思いますか?

:少し不安です。独りよがりな塾になってしまいそうです。

竹村:僕もそう思います。若いスタッフを雇い入れたりすれば別ですが、基本的には一個人の塾という考えでしょう。これは有名大学の出身だったり、大企業に長らく勤めていた方に多い傾向です。子供たちに自分の経験を伝えたいという思いから塾を開くのですが、時代の変遷を全く考慮していません。それではただの時代遅れの塾になってしまいます。

:新卒で勤めた会社に定年までというのは、過去の通念です。その点に気がつく柔軟な方であれば成功するかもしれません。

シニアに合ったフランチャイズはどこにある?

竹村:学習塾を自負心から開くのは本当にオススメしません。だからといって夫婦で清掃するのも、焼き鳥屋を始めるのもオススメしません。結局、シニア起業の基盤自体ができていないので、選択肢がほとんどないのです。僕は植木職人あたりがベストなのではないかと思っていたのですが、実際に経験すると体が持ちませんでした。僕でさえ動けなくなるのですから、60歳ではさらに厳しいでしょう。このことから、まず体力面を考慮してフランチャイズを選ばなければなりません。

:僕はコインランドリーが一番合っているように思います。

竹村:コインランドリーだったら定年前に始めておいたほうがいいです。三原社長が出演した回でも説明しましたが、コインランドリーは融資を払い終わったあとに一気にお金が入るようになります。55歳ぐらいからコツコツと経営していれば、定年後は毎朝清掃するだけで済みます。ただ、これだとあまりにも暇でしょう。

:生きがいとなるフランチャイズに加盟したいものです。

竹村:60歳から活躍できるフランチャイズを何か見つけたいと思います。