FCビジネスとしては魅力的な買取ビジネス

林:買取ビジネスがかつてめちゃくちゃ儲かってたそうですが、
買取ビジネスの最近の状況について教えてください。

竹村:FCビジネスとしては魅力はあります。
すごく小さなところでできて、5坪以下でできるビジネスでそういうものはなかなかありません。
在庫リスクもありません。基本的には買い取って本部に渡すというものです。
小さい店なら1人でもできます。
個人の脱サラの独立でやることには向いている商売だと思います。

竹村:多少ブームが去ったと言っても、まだまだ成り立つビジネスだとは思いますが、FCに入ってまでやる意味がどこまであるかというとだと思います。金やプラチナを買い取るのにすごいノウハウが必要かというとそうではありません。
比重計が必要ですが、それは普通に手に入ります。
誰でもある程度いくらかはわかります。金やプラチナが本物かどうかは見抜けるので騙されたりはしません。個人でもできます。
資格も古物商だけなので、誰でも申請すればできます。

FC加盟のメリットはブランドイメージだけ!?

竹村:ただブランドというところに価値があるか、おたからやとついていれば高く買ってくれるとか、FCによって高く買ってくれるというイメージがあるならいいと思います。
FCに加盟するメリットについては、「?」です。
おたからやの隣に、「うちの方が高く買います」として自分でだしてやったら流行ると思います。リユースビジネス、金・プラチナだけではなくてブランド物やいろんな物の買い取りは伸びていくと思います。
不景気になればなるほど伸びます。
全体で言うとブックオフという会社がおかしくなっていて、ブックオフの売上が下がっているのでFCで見るとちょっと落ちているように見えるのですが、まだまだ可能性はあると思います。

竹村:いまから加盟金をたくさん払って、大手の買取ビジネスに加盟する必要があるかは疑問です。
ネットで検索すると開業マニュアルみたいなものは出てくると思います。それを買って自分で始めることもできると思います。
他よりも高く買うということをうまくアピールすることができれば自分でもできる商売だと思います。

林:市場全体としては伸びるとは思うけど、FCとしてはあまり、ということですね。

竹村:FCの本部も加盟金はほとんどタダにする、というところもあります。
検索してみればいろいろ出てくると思いますが、一見すごくハードルを低くしているところがあります。
ほとんど加盟金がかからないロイヤリティもほとんどない、というものもありますが、そういうのは一応話を聞いてみたらいいと思います。
加盟金も取らないし、ロイヤリティもほとんど取らないということは、本部はほとんど何もしないということだと思います。

竹村:今回の買取ビジネスのご相談を受けて、ひらめいたことがあるので、次回お話します。