就労移行支援はフランチャイズではない?

竹村:上原さん。実は就労移行支援事業については、フランチャイズとは見なしていません。何故なら、加盟募集もしておらず、広告を掲載したこともなく、ほとんどツールもつくっていないからです。ただ、形態としては同様のものだと思います。むしろ、上原さんがマンツーマンで指導するので、ある意味では「武田塾」よりもスーパーバイザーとの距離が近いという印象です。

上原:マニュアル通りにやっていただくというよりも、僕ができる限り赴いて、面談、研修をさせていただいているという形です。立ち上げ時は初期設定が大切なので、いちスタッフのように入り込み、ある程度軌道に乗ったところからは、段々とフェードアウトしていくようにしています。

就労移行支援の三つのポイント

竹村:フランチャイズで僕が一番重要視するのは集客面ですが、上原さんは就労移行支援に関しては、利用者を集めること・通わせること・就職させることが大事だと仰っています。この三つのポイントについて、教えてください。

上原:まず、入り口と中身と出口の中では、入り口。つまり、利用者集めが一番簡単です。

次に中身ですが、入り口では非常にやる気を持っていても、突如、いくら支援してあげても通えなくなるケースがあります。こればかりは我々の力ではどうにもなりません。なので、中身については難しいといえます。

集客面と人材面と事業の安定性

竹村:通常は最初の集客面がビジネスの難関ですが、就労移行支援では逆転しています。その特徴が、うまく立ち上がっている理由だと思います。

上原:当然卒業して就職していく方、突如通えなくなってしまう方もいますが、入所者のほうが多いので、軌道に乗るまでが勝負なのです。

竹村:人材の面においても、サービス管理責任者の資格保持者が一人いればよいので、難しくはありません。

上原:林社長には、経験の有無に関わらず、とにかく活気のある男子・女子を一人ずつ採用するように教わりました。次に経験者を採用し、あとはベテランの方、経験がある方、福祉業界のお仕事をしてきたような方がいれば十分です。

竹村:ハローワークから紹介されているような形でしょうか?

上原:ほとんどがハローワーク経由です。

竹村:他のフランチャイズで就労移行支援のような事業はありません。人も集めやすく、非常に安定している。ましてや、無敗でいくことなどはあり得ません。多少躓いても、必ず軌道に乗ってきたということでしょうか?

上原:六ヶ月目で採算に乗るのか、七ヶ月目までずれこむのかというだけです。

竹村:非常に安定したビジネスだと思います。最後に余談ですが、私は先日にこの本「儲かるフランチャイズビジネスの教科書」を読みました。川上健一郎さんはポジティブ派のコンサルタントの方なので、頑張って欲しい限りです。この本を読んでいたら、ご自身で就労移行支援ビジネスに取り組むと書いてありました。コンサルタントが自ら取り組むというのは珍しいことなので、医者が飲んでいる風邪薬のように、信憑性のある非常に素晴らしいビジネスなんだと思います。ありがとうございました。