「牛角」の人気の秘密

:天童社長。「牛角」の加盟金が1000万円以上だったり、ファックスで即決したり、何故、そのようなことが起きたのでしょうか?

天童:既存の店舗が好調だったからだと思います。当時、飲食店は初期投資を五年で回収できれば上々の業績と見なされていました。一方、好調な「牛角」の店舗の場合、加盟金を含めて二年半で回収できました。

それは外食産業に携わる方にとってみれば驚異的な業績でした。また、お肉も全部カット済みなので、オペレーションも容易です。少なからず調理もありますが、普通の飲食店のような料理はないので、基本的には肉皿を運ぶだけです。それに、焼肉の当時平均単価は一人あたり8000円でしたが、「牛角」は3000円でした。店舗もおしゃれで、安くておいしいというのが受けたのではないでしょうか。

:「ベンチャーリンク」としては、好調だからこそ加盟金を値上げしたのでしょうか?

天童:そう思います。

:「牛角」以外で、なにか特出したエピソードはありますか?

「ITTO個別指導塾」のエピソード

天童:「ITTO個別指導塾」は非常に成功した例の一つです。

当時、少子高齢化に伴う教育費の高額化には個別指導塾が適しているという風潮があり、爆発的スピードで拡大していきました。社長の稲吉社長は元々公務員で、独立してスタートしました。

:次々と加盟が決まっていったのでしょうか?

天童:「ITTO個別指導塾」は、僕の会社在籍時の後半のブランドで、「ベンチャーリンク」自体が傾いている時期のフランチャイズでしたが、かなり伸びました。「ベンチャーリンク」は「牛角」「かつや」が成功した後から、少しずつ狂い始めていきました。

:では、次回は個人的に大好きな「かつや」について、詳しく教えてください。