「ファミリーマート」の新戦略!

竹村:今回は最近話題になっている「ファミリーマート」の新戦略についてお話ししたいと思います。コインランドリーを併設すると知ったときはびっくりしましたが、その1週間後にジムにまで着手するとは思いもしませんでした。ジムは300店舗、コインランドリーは500店舗の予定で、「伊藤忠商事」は1店舗あたり2000万円ぐらいの予算をしっかり確保しているようです。「ファミリーマート」は澤田さんに社長が代わってから劇的に変化しました。澤田社長は元「ユニクロ」の方で、現在は「リヴァンプ」で有名です。元「ユニクロ」の副社長だった玉塚さんも昔「ローソン」にいらっしゃいましたが、澤田社長とは対照的でした。

株本:それはどのような点でしょうか?

澤田社長は尖っている?

竹村:おそらく「伊藤忠商事」が澤田社長に全権委任しているのではないかと思います。もともと澤田社長は武闘派といわれる側面があり、やりたい放題に大振りしていく方です。目立つ点は新聞で報道されていますが、そのほかの点でも最近の「ファミリーマート」は非常に尖っています。新規の尖ったことには失敗も多く、『忖度弁当』はその好例です。売れないというのがTwitterでも話題になっています。流行語だからといって、普通ではありえない発想です。パッケージからして独特で、その上値段が800円ぐらいします。この弁当は世間的にも失敗という評価になっています。

ただ、話題づくりにはなるし、失敗も含めて今の「ファミリーマート」の革新ぶり、澤田社長の気概、体質を変えていくという決心が伺えます。「アントレ」秋号の裏表紙に澤田社長が出ていますが、『新生ファミリーマート社長の改革』と、まさにやる気満々です。説明会でも自分自身で熱のあるお話をされているようです。一方、比べてみてほしいのは「ローソン」です。「ローソン」も「アントレ」に広告を出していますが、こちらは丸く収まり、現状に満足しているような印象を受けます。「ファミリーマート」とは危機感が格段に違います。なので、今後の「ファミリーマート」には非常に期待ができますし、コンビニ業界はもっと面白くなると思います。